他院では教えない糖尿病、食事療法について
食物繊維について
穀物繊維を十分に摂取することは、日本人の糖尿病や肥満の方に有用と考えられている。日本糖尿病学会の『糖尿病診療ガイドライン2019』では、「食物繊維は糖尿病状態の改善に有効であり、炭水化物摂取量とは無関係に20g/日以上の摂取を促す」と書いている。日本人を対象とした食物繊維の糖尿病への影響を調べた研究でも、1~2ヵ月の血糖値を反映した指標であるHbA1cは、食物繊維が多いほどレベルが低くなることが示されている。
さて、野菜に、入っている食物繊維は、にんじん1本2.7g,トマト1個1g,きゅうり1本1.1g,キャベツ100g 1.8g 白米2杯1.8g、食パン1枚0.7グラム頑張って野菜を食べたと思っても食物繊維はたった9.1グラムです。やはり、野菜ばかりで、食物繊維を取ろうというのが、間違いです。
食物繊維の摂取源となるのは、穀類、野菜類、海藻類、豆類、キノコ類、果物類などだが、果物は糖分も多いし、もっとも得られやすいのは穀類だと思います。主食に充分な食物繊維が入っていれば、食物繊維摂取量は、増加します。
精製された小麦粉や白米などを食べると、炭水化物の量は同じであっても、食物繊維が少ないため吸収が速く、食後の血糖上昇が起こりやすくなります。血糖値をコントロールする必要のある糖尿病の人にとっては、勧められるのは全粒穀物です。
全粒穀物は、精製されていない玄米、麦めし、ライ麦パン、全粒粉パン、オートミールなどです。オートミールは、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛と、多くのミネラルが、他の穀類と比べても多く含まれています。一般的にミネラルやビタミンがたくさん含まれれています。対して、スーパーのお惣菜や外食はビタミン、ミネラルが少ないと言われています。
まあ、昼は仕事で、外食が多いかも知れませんので、玄米食や麦ごはんを朝夕2食たべたり工夫しましょう。麦ごはんは、3割にすると普通の白米と変わらず、美味しいです。麦ごはんの配合量は、https://www.hakubaku.co.jp/omugi-lab/takikata/haigou/ を参照にしてください。
3割の麦ごはん1杯150グラムで2杯で食物繊維は8グラムです。納豆の食物繊維も3gですので、加えると食物繊維がとても増えます。。私も麦ごはんは良く食べます。
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