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オリーブオイルはを摂りましょう。

オリーブオイルはを摂りましょう。痩せる作用や抗動脈硬化作用があります。

 オリーブオイルの使用が目立つ地中海沿岸地方では、ほかのヨーロッパの国々に比べて心臓疾患による死亡率が低いことが判明しました。オリーブオイルは酸化しにくいオイルです。オリーブオイルは、他の植物油に比べて10~20倍という安定度を誇っています。主成分のオレイン酸が酸化されにくい特徴に加えて、精製していないバージンオイルにはビタミンなどの微量成分が豊富で、その中に抗酸化成分が含まれています。抗酸化成分によって、老化や病気の原因にもなる活性酸素の働きも抑えることができると言われています。

オリーブオイル健康 オリーブオイル抗酸化

 さて、「1日小さじ4杯のオリーブ油で心臓病のリスクが大幅に低下させる。」というイギリスの研究がありますので見て見ましょう。オリーブオイルを摂取する習慣のない健康な(=自己申告)男女69を2つのグループに分け、一方にはフェノール類の含有量の高いもの、もう一方には含有量の低いものを1日当たり20ml(小さじ4杯分)、6週間摂取するようにしてもらい、摂取開始前と、6週間後の尿サンプルを解析した。研究チームが用いたのは、症状が現れる前に、病気の初期兆候を示すタンパク質(バイオマーカー)のレベル変化を検出する「プロテオミクス」と呼ばれる解析技術。

今回はタンパク質の分解によって生成される様々なペプチドのうち、冠動脈疾患のバイオマーカーとなるペプチドの変化を見ることに。バイオマーカーは、1(病気であることが決定的)から-1(極めて健康)の範囲でスコア化された。
 その結果、フェノールの量に関わらず、オリーブオイルを摂取したグループはスコアが-0.8へ改善した。こうした観察結果をもたらした主成分はおそらく(フェノール類ではなく)脂肪酸による良い効果であると考えられた。動脈硬化関連している血中脂質(LDLコレステロール値など)は変化は見られなかった。また、違う研究ではオリーブオイルを摂るとオレイン酸が小腸上部で吸収され、オレオイルエタノールアミド(OEA)という物質に変化し、体幹部の副交感神経系を介して1時間後くらいに脳(視床下部)の満腹中枢を刺激するようになります。OEAは脂質代謝に関わるペルオキシソーム増殖因子活性化受容体を活性化させて、肝臓での脂質代謝と脂肪細胞での脂肪分解を活発化するので、悪玉(LDL)コレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)を減らしたり、体脂肪を減らしたりするのにも役立ちます。したがって、オリーブオイル(オレイン酸)を摂った1時間後くらいにメインとなる食事をすると、食事量(カロリー量)が減り、かつ体脂肪を分解する働きもあるため、ショウガ同様、食事後にゆっくり筋肉を使うような動作や運動を加えれば、メタボ対策やダイエットにつながります。

 それから、ミュンヘン工科大学とウィーン大学の研究者が被験者に3カ月間毎日、オリーブオイル、菜種油、バター、ラードのいずれかの油脂と一緒に500gのヨーグルトを 食べてもらい、1日の総摂取カロリー、体重や体脂肪の変化を調べたところ、ヨーグルトにオリーブオイルをかけて食べたグループは満腹感が持続し、1日当たりの総摂取カロリーが実験前よりも200キロカロリー近く減っていることが分かった。また、実験期間中、体重や体脂肪が増加した人もいなかったそうだ。主任研究者のPeter Schieberle教授によると、オリーブオイルを摂取していたグループは血中セロトニンが増えており、これはオリーブオイルの香りに含まれる芳香化合 物の作用でセロトニンの分泌が促進されたためと考えられる。セロトニンは満腹中枢を刺激する脳内物質として知られており、分泌が促進されると満腹感が得ら れるため、余計な食欲を抑えられるのだ。
 さらに、オリーブオイルには、脂溶性のビタミンである、β-カロテンやビタミンE、ビタミンKも含まれ、優れた抗酸化力でがんや老化を予防するはたらきがあるだけでなく、心臓病、糖尿病、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防に効果があるといわれています。また、最近ではデトックス効果を期待して、オリーブオイルも摂る方がいます。体内に吸収されづらいことから、腸壁と便との潤滑油の役目を果たし、便秘の予防・改善に有効です。ま
 
 皆さん、食事にオリーブオイルを取り入れて健康になりましょう。油のかわりにオリーブオイルを使ったり、サラダに使うだけでも良いのですよ。また、オリーブオイルをかけたヨーグルトは腹持ちが良いそうです。ヨーグルトにジャムやハチミツをかけるのではなく、オリーブオイルをかけることもダイエットには良いと思います。

Posted by 武蔵小杉の内科|武蔵小杉駅1分の内科なら小杉中央クリニック at / 気ままなブログ