グルタミン酸ナトリウムと無化調の中華料理店
中華料理を食べた少数のアメリカ人が食後に炎症を覚え、眠気、顔面の紅潮、掻痒感、めまい、頭痛、自暴自棄などの症状そして軽度の背中の無感覚などの症状が見られたことから、中華料理は特にグルタミン酸ナトリウムを大量に使うので中華料理を食べつづけるとなりやすいということで、中華料理店症候群(CRS)と名付けられました。アメリカのFDA(厚生省)は「★の素」社のうまみだしには奇形と発ガンが認められると日本の厚生省に通告しましたが、厚生省はそれを無視したのです。
食品衛生法による食品添加物の表示では、グルタミン酸ナトリウム(MSG)は「調味料(アミノ酸)」と表示されます。様々なところで見かける調味料(アミノ酸)、コンビニのおにぎりやお惣菜、調味料類(だしの素・コンソメ・中華の素・麺つゆ・ソース・醤油など)、インスタントもの(ラーメン・味噌汁・カレールー等)、練り製品(ハム、ソーセージ・ウインナー・かまぼこ・ちくわなど)、お菓子類(ポテトチップス・あられなど)、缶詰め・レトルト食品・冷凍食品に使われています。「調味料(アミノ酸)」と表示のあるものは、なるべく食べない方が無難と考えます。グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸)は、胎児に多くの影響を与えると言われています。乳児の食品への添加は、自粛されているようですが、妊婦がこれを摂取すると大変分子が小さい為、簡単に胎盤を通りぬけて、胎児に行ってしまいます。グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸)は脳に多く広がって行きます。そして脳の発育を遅らせたり、血液中の毒が脳に行かないように門の役割をする脳血液中関門を傷つけたり、脳の神経細胞を破壊します。それ以外にもグルタミン酸ナトリウムはレプチン抵抗性を高め、内臓脂肪増加の
要因となり、空腹感と脂肪蓄積の悪循環を招き、心臓病や糖尿病、
メタボリックシンドロームのリスクを高める作用があったり、環境ホルモン作用の疑いもあると言われています。
中華料理店症候群の名前の通り、99%以上の中華料理店はグルタミン酸ナトリウムを使用していますが、中華街を中心にグルタミン酸ナトリウムを使用しない良心的な中華料理店が少数あります。グルタミン酸ナトリウムを使用しないことを無化学調味料(無化調)と言います。さて、エコな無化調の中華料理店を紹介しましょう。こう言うお店を紹介するサイトはほとんどありません。健康食指向の人は必見です。
まずは、海南飯店【はいなん】/広東料理
です。この店を訪ねたある方の感想は、「無化調なので、近隣の中華料理店とは当然味が違う。食後感も抜群に良い。変な中華を食べたあとのような、気持ち悪さは微塵もないので、自然な家庭料理を中心に食事をしている人などにとっては、うってつけ、鶏肉なども、冷凍ものは使っていないそうだ。」と話しています。
それ以外の化学調味料を一切使わないお店は、まずは横浜中華街から一楽【いちらく】 /広東料理
・東林【とうりん】/北京料理・萬珍樓【まんちんろう】/広東料理
・萬珍樓点心舗【まんちんろうてんしんぽ】/広東料理・飲茶料理
・聘珍樓 横濱本店【へいちんろうよこはまほんてん】/広東料理・牡丹園【ぼたんえん】/点心・飲茶(オーダー前にお申し付け下さい。)東京では、六本木 美林華飯店【びりんはんてん】/上海料理 自由が丘の頂好【てぃんはお】/中国料理です。その他、中華料理のチェーン店の青蓮【せいれん】/健康中華は、横浜、蒲田、戸塚、川崎、藤が丘、神保町、有明、品川、浜松町などで展開しているそうです。それ以外にも無化調の中華料理店はあると思います。知っていまいたら、是非教えて下さい。それから、現時点でご紹介した全店とも無化調の点をご確認ください。変更されていることもあるかも知れません。
皆さん、食品表示のアミノ酸等には十分注意して下さい。それから、皆様、無化調の中華料理店に是非訪れて下さい。ほとんどのお店に出かけたことがありますが、一楽、萬珍樓、萬珍樓点心舗、聘珍樓などがお勧めです。(2015年でのブログの復刻版です。)