玄米の効果と玄米炊飯器

家族の玄米の評判が良くないので、思い切って、5万円くらいするクック社の New 圧力名人 という
玄米炊飯器を買いました。今日は、玄米とその炊飯器のお話です。

　ご存じの通り、白米は、精米で果皮も種皮も湖粉層も胚芽も取り除かれているので、残ったのは、主に胚乳のデンプンだけです。白米は、血液を酸性にする上、糠として除かれた栄養を他の食品から採ることになるので、どうしても食べ過ぎることになります。また、白米を食べると焦性ブドウ酸ができるため乳酸が貯まり、血液の循環が悪くなるのです。　対して、玄米は、白米よりも、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでおり、人間が健康を保つために必要とされる栄養素をほとんど摂取できるため、完全栄養食と言われています。
　
　

玄米の良い点をまとめますと、
（１）GI値(インスリンインデックスが低い。：つまり、食べたものに対する膵臓からのインスリンので出る具合です。）が白米84に対して、玄米は56です。GI値60以下は低GIと言われています。つまり、血糖が上がりにくく、そして下がりにくいのです。お腹が空きにくく、間食が減る。つまり太りにくくなります。
（２）タンパク質が白米の1.7倍です。タンパク質が充分取れるので、肉が過度に欲しくなくなり、肉の摂取量が減ります。肉は色んな面で食べ過ぎるのは良くないのですね。
（３）食物繊維は白米の4倍以上です。ビタミンEは14倍、ビタミンBは5倍、栄養素は抜群です。胚芽には、微量の元素を含有している。
（４）ガン糖尿病等を含む生活習慣病や精神病などの原因の一つはミネラル欠乏が言われています。ミネラルを充分に取れば、病気も減ります。
（５）玄米はフチン酸を含んでおり、体内の有害物質を排出する。
（６）γ－アミノ酪酸（ＧＡＢＡ）は、不安を鎮めたり、睡眠を促したり、痙攣を鎮めたりするアミノ酸です。発芽玄米でこのGABAは、白米の１０倍になります。（７）玄米は２０−３０回は良く噛まないと行けませんが、噛むことにより、消化を助けたり、あごや歯の保護作用や代謝の改善、脳の血流改善にも良い影響を与えます。
それ以外にも、優れた効能があります。

　玄米の良い点はわかっていただけたと思います。さて、この炊飯器をなぜ選んだかというと、話に変わります。
　普通の炊飯器で玄米モードで炊いた玄米は、残念ながらおいしさ、栄養ともに、玄米専門の炊飯器で炊いた玄米には全くかなわないそうです。また、ふっくら、もっちり、やわらかく炊き上げるためには、圧力鍋と同じくらいの高圧力が必要です。このクック New 圧力名人という炊飯器は1.8気圧とパワーは充分です。
　
　玄米には胚芽が残っているので、発芽状態になるまで水に浸けておくと、酵素が働いて、栄養価がアップしたり、甘みが増えたり、柔らかくなります。また、玄米は12時間以上浸水させないと、酵素阻害物質である「アブシジン酸」が除去できないという問題点がありますが、発芽玄米モードにすると、12時間以上浸水させなくても、４−６時間で自動で、発芽状態にしてくれますので、「アブシジン酸」が除去は除去できます。

そして玄米は「よく噛みましょう」とかよく聞きますが、この炊飯器で炊いた玄米は、硬い皮（ぬか）も破れるほど柔らかくなっているので噛むことを意識しなくても普通に食べられます。それから、口コミで多くの人がとても美味しいという評価なので、New 圧力名人という炊飯器を買うことにしました。

　買って3ヶ月の感想は、一番はとても美味しいことです。もう、白米より、玄米が美味しく食べたくなるという感じです。玄米にごま塩を掛けただけでとても美味しく満足です。食事も、玄米と野菜中心となり、肉は減りました。つまり小魚や煮物だけでもおかずになりやすくなり、和食中心の健康食となります。皆様も美味しい玄米炊飯器はおすすめです。玄米を食べて、健康になりましょう。是非、購入を検討してください。