MENU
気ままなブログ

人工甘味料の依存性

人工甘味料を摂ると、カロリーが無いのに甘いものが摂れて、特した気分になりますが、本当にそうなのでしょうか?人工甘味料を摂ると痩せるようなイメージがありますが、本当なのでしょうか?

まず、血糖値の上昇を抑えるメカニズムですが、私たちが食事をすると、血糖値が上昇し、それを抑えるためにインスリンがすい臓から分泌されます。インスリンは肝臓や筋肉において、ブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄えます。その結果、血糖は下がるのです。

さて、人工甘味料が、糖尿病や肥満にあまり、良くない原因ですが、第一にインスリンは砂糖だけでなく、人工甘味料にも反応することがわかっています。人工甘味料を摂るとインスリンが分泌されます。その原因の一つにインクレチンと言われる「グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)」の上昇があります。そのGLP-1は食事をして血糖が上昇するのを抑えようとするホルモンでてインスリンの分泌作用を持つホルモンで、2009年のアメリカ国立衛生研究所の調査により、ダイエット・ソーダがGLP-1の分泌を促すことがわかりました。

GLP-1は長期にわたる大量の人工甘味料の摂取で、インスリンが分泌します。インスリンが過剰に分泌し続けると、その分泌能力が疲弊すれば高血糖になり、やがて糖尿病へと進行します。

第二に心理的な影響が言われています。人工甘味料はカロリーはゼロであります。エンプティ(空 )カロリーなのです。エンプティカロリーは本来追加されて、血糖値の上昇があるはずなのに上昇せずに脳は満足感を得られずにまた、別の食べ物や甘い物を求めるのです。

また、人工甘味料の甘みは.アスパラテーム、スクラロールなどの人工甘味料は、砂糖より100倍以上の甘みを持っています。人工甘味料に慣れてくると、甘味に対する味覚が鈍ってきて、甘みがとても欲しくなります。そして人工甘味料の量が多い増えてきたり、砂糖の入っているものや食事量が増えて太ってきます。つまり砂糖と同様に人工甘味料には依存性があります。

つまり、心理的な影響とは人工甘味料が体重増加を引き起こしているのではなく、人工甘味料の使用が、脳に満足感を与えずに別のものを食べてしまい肥満や糖尿病を引き起こしているのかも知れません。

第三に腸内細菌の変化です。イスラエルの研究チームは、2014年10月に人工甘味料であるサッカリンを摂取すると腸内細菌のバランスが変わり血糖値が下がりにくくなることを「Nature」誌に報告しました。
研究チームは、糖代謝への直接的な影響ではなく、腸内細菌のバランスが変化したことによる効果であることも明らかにしました。全く細菌をもたないマウスの腸に、人工甘味料を摂っているマウスの便を移植すると血糖値への反応が悪く、下がりにくくなる現象が見られました。血糖値への反応が悪い現象は、耐糖能異常と医学的にはよばれており、糖尿病予備軍や糖尿病患者に見られることがあります。

結論として、人工甘味料は、カロリーがなく、甘さを感じられる魅力的なものです。GLP-1の影響、心理的な影響、腸内細菌の変化などにより、糖尿病にかかりやすくなったり、悪化したり、太ってきたりします。時々飲んだり食べたりするなら、影響は少ないと思います。しかし、常用しない方が無難であると考えます。やはり、普段の飲みものは、水やお茶や砂糖分のない炭酸水(サンペレグリーノや南アルプスの天然水など)などの砂糖や人工甘味料の入っていないものが望ましいと思われます。

皆様も、チョコレートを少し食べたいと思って1枚全部ぺろっと食べてしまうことがあるでしょう。砂糖の味は麻薬であり、中毒性があります。人工甘味料も同様です。人工甘味料をあまり取るのは止めて、甘いものを食べないとすまないような食習慣は止めるのが一番です。砂糖の入っているものや人工甘味料はほどほどにしましょう。

川崎市武蔵小杉駅前の内科、小杉中央クリニックの院長の布施純郎でした。


Tags: 人口甘味料 危険人工甘味料 依存性j咽喉

人工甘味料を摂ると、カロリーが無いのに甘いものが摂れて、特した気分になりますが、本当にそうなのでしょうか?人工甘味料を摂ると痩せるようなイメージがありますが、本当なのでしょうか?

まず、血糖値の上昇を抑えるメカニズムですが、私たちが食事をすると、血糖値が上昇し、それを抑えるためにインスリンがすい臓から分泌されます。インスリンは肝臓や筋肉において、ブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄えます。その結果、血糖は下がるのです。

さて、人工甘味料が、糖尿病や肥満にあまり、良くない原因ですが、第一にインスリンは砂糖だけでなく、人工甘味料にも反応することがわかっています。人工甘味料を摂るとインスリンが分泌されます。その原因の一つにインクレチンと言われる「グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)」の上昇があります。そのGLP-1は食事をして血糖が上昇するのを抑えようとするホルモンでてインスリンの分泌作用を持つホルモンで、2009年のアメリカ国立衛生研究所の調査により、ダイエット・ソーダがGLP-1の分泌を促すことがわかりました。

GLP-1は長期にわたる大量の人工甘味料の摂取で、インスリンが分泌します。インスリンが過剰に分泌し続けると、その分泌能力が疲弊すれば高血糖になり、やがて糖尿病へと進行します。

第二に心理的な影響が言われています。人工甘味料はカロリーはゼロであります。エンプティ(空 )カロリーなのです。エンプティカロリーは本来追加されて、血糖値の上昇があるはずなのに上昇せずに脳は満足感を得られずにまた、別の食べ物や甘い物を求めるのです。

また、人工甘味料の甘みは.アスパラテーム、スクラロールなどの人工甘味料は、砂糖より100倍以上の甘みを持っています。人工甘味料に慣れてくると、甘味に対する味覚が鈍ってきて、甘みがとても欲しくなります。そして人工甘味料の量が多い増えてきたり、砂糖の入っているものや食事量が増えて太ってきます。つまり砂糖と同様に人工甘味料には依存性があります。

つまり、心理的な影響とは人工甘味料が体重増加を引き起こしているのではなく、人工甘味料の使用が、脳に満足感を与えずに別のものを食べてしまい肥満や糖尿病を引き起こしているのかも知れません。

第三に腸内細菌の変化です。イスラエルの研究チームは、2014年10月に人工甘味料であるサッカリンを摂取すると腸内細菌のバランスが変わり血糖値が下がりにくくなることを「Nature」誌に報告しました。
研究チームは、糖代謝への直接的な影響ではなく、腸内細菌のバランスが変化したことによる効果であることも明らかにしました。全く細菌をもたないマウスの腸に、人工甘味料を摂っているマウスの便を移植すると血糖値への反応が悪く、下がりにくくなる現象が見られました。血糖値への反応が悪い現象は、耐糖能異常と医学的にはよばれており、糖尿病予備軍や糖尿病患者に見られることがあります。

結論として、人工甘味料は、カロリーがなく、甘さを感じられる魅力的なものです。GLP-1の影響、心理的な影響、腸内細菌の変化などにより、糖尿病にかかりやすくなったり、悪化したり、太ってきたりします。時々飲んだり食べたりするなら、影響は少ないと思います。しかし、常用しない方が無難であると考えます。やはり、普段の飲みものは、水やお茶や砂糖分のない炭酸水(サンペレグリーノや南アルプスの天然水など)などの砂糖や人工甘味料の入っていないものが望ましいと思われます。

皆様も、チョコレートを少し食べたいと思って1枚全部ぺろっと食べてしまうことがあるでしょう。砂糖の味は麻薬であり、中毒性があります。人工甘味料も同様です。人工甘味料をあまり取るのは止めて、甘いものを食べないとすまないような食習慣は止めるのが一番です。砂糖の入っているものや人工甘味料はほどほどにしましょう。

川崎市武蔵小杉駅前の内科、小杉中央クリニックの院長の布施純郎でした。

 

Tags: ,

 

Posted by 武蔵小杉の内科|武蔵小杉駅1分の内科なら小杉中央クリニック at / 気ままなブログ